ウインドウズPCを買ってインターネットを使いだした1998年当時
インターネットに無料で書物を配布しているサイトがあることをしった。
少年時代、斜陽の小さな瀬戸内の島で育った私は島の小さな書店には満足な本もなくわざわざ欲しい本を探しに広島市とか呉市などに行っていた。
インターネットでは課金主義も確かに存在はしていたけれど、分け与える相互扶助の精神もしっかりとあり、
青空文庫の崇高な精神は当時もまばゆいばかりだった。
そんな青空文庫の文字おこしをする人---一工作員になることも一時期真剣に考えた。
PDAに依存したのもこういった電子書籍が手軽に持ち運びできるからだ。
パームに対応したdoc形式のファイルも公開されていたり、兎に角 素晴らしいコミュニティが実際に存在した。
青空文庫は偉大だなと思う。
永遠に続いて欲しいし、子供にも自慢できるサイトだ。
「本はかわなくても読めますよ。」
「えっ へん!」
しかし、久しぶりに芥川龍之介の小説を読んだら、これはテレビがない時代の文字による映像化だなとつくづく思った。
世の中 他人のお金をあてにすることが多いが、気分を変えるのに読書もいいもんだと思う。
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